日別アーカイブ: 2015年1月15日

野球肘

先日、小学四年生の子が肘の内側の痛みを訴えて来院しました。

新年最初の練習で突然肘が痛くなったように言っていましたが、よくよく聞いていると前から投球時の肘の違和感が有ったようです。しかも遠投を力一杯やっていたようで、肘に負担がかかりすぎたのでしょう(^_^;)

子供の骨は両端が軟骨で、大人のように硬い骨ではありませんので、無理に使っていると剥離骨折等の傷害が発生します。今回のように痛くなってすぐに来院された場合は良いのですが、痛みを我慢したり湿布やテーピング等でごまかしながら運動を続けると、障害が残り早期に引退をしなければならなくなります(T_T)

運動を頑張っているお子さんをお持ちのお父さんやお母さん、またお子さんを預かっている指導者の方は子供の様子を常に観察して無理をしていないか見るべきです。痛いかどうか聞くと、試合に出たい子は嘘をつくことが多いので気を付けないといけません。将来の事を考えて無理矢理でも休ませる方が良いでしょう。

今回来院された子にも暫くは投球をしないように伝えました。それと普段からストレッチやアイシングをしてケアするように指導しました(^_^)練習の疲労を残すのも体を壊す原因ですので、運動後のストレッチなどはきちんとするようにしてください(^^)/